最近、ごくたまにサンバー(kv4)からすごい音がする。
たぶんフロントハブベアリングが原因と思われる。
という事で、交換作業です。
見た目では分からない異音。ずっとなっていないので、修理が後回しになってしまいました。
ますばセンターナット30mmを緩めておいて。タイヤを外します。次にブレーキキャリパーは19mmを2本緩めるとはずれます。
お次がブレーキローター。こちらは用意していたM8ボルトを2本でサービス穴を使って外します。(この時にドライブシャフトのナットをコンコンと叩いてドライブシャフトが抜ける状態にしておきます。で、センターナットを外す。)
そして、タイロットエンド。プーラーを用意しましたが、今回はハンマーでコンコンやったら外れたので出番なしです。
次に、アッパーマウントボルト2本とロワアームとの接続部のボルト1本とブレーキホースを固定しているボルト一本を取り外し。サスペンションごと取り外します。
で、写真の様にサスペンションとハブを分離。ここはボルト1本です。(取り付けの位置を元通りにしたい人はマーキングしておくと良いと思います。着く様にしか付かないかも知れませんが…。)これでハブ単体で作業が出来ます。
3本爪のプーラーでインナーとアウターを分離します。で、アウターベアリングはシールを外して中にあるクリップを外します。(自分は横着してシールごとベアリングを抜こうとしてクリップの存在を見逃していました。外れないので気がついた。)
外したら逆手順で新品のベアリングを挿入します。取り外し、取り付けはプレスを使いました。アストロプロダクツにも売っています。
ベアリングのインナーレースは簡単には外れないので感じなので潔くハンドグラインダーです。ある程度まで削ったら貫通ドライバーでコンコン。隙間ができたらプーラーで引き抜きます。
これであとは組み付けです。
クリップとシールとブレーキのバックプレート。忘れてはいけないです。後戻りは大変。(写真を撮りながらって、工程飛ばしやすい…。)
分解の逆手順で組み付けていけば完成です。センターナットは指定トルクで締め付けて、大きいマイナスでロックします。
以上、フロントハブベアリング作業の備忘録。記録漏れや部品番号の情報などは後で追記します。
1週間、山道や高速を乗って異音が無い事が確認できました。ベアリングの摩耗状態から異音の原因なのは明らかでしたがひと安心です。